看護師ガチャ

看護師について
看護師さんには当たり外れがある。看護師ガチャだ。これはもうその人の運による。まさに今朝実感したが、食事前に抗生剤の点滴をする。点滴は1時間程で終わるのだが、その間に食事が運ばれてきてしまうのだ。機転の効く看護師さんなら予め少し早めに点滴をして、食事前にはちょうど終わるようにしたり、そうでなくても「あ、お食事中でしたか、じゃあまた後で来ますね」と気を利かせてそういう。しかし人によっては、何回も来るのは面倒臭いから今やらせろやと言わんばかりに無言で点滴を外しにかかる。外した管はまた手に巻き付けて止めておかなくてはならないので、当然その間食事はできないのだが、このように看護師さんによって対応はまちまちなのだ。皆さんもニュースでたまに聞くことがあると思うが、老人介護施設での虐待。こうゆうのはたまたま一部が報道されるだけで、これに近いことはほぼすべての病院で行われていると僕は思っている。なぜなら僕もやられた一人だからだ。体が全く動けなかった時に痛み止めを持ってきてくれと頼んでも無視されたり、頼んだことと違うことをされたり、動けないことをいいことにネグレクトをされるのだ。これをされても文句も言えないし、かといって事件にもならない。こういう類いの看護師が各病院に一人はいると考えているからだ。こういう類いの人間は患者が回復して動けるようになったりすると、何事もなかったように急に態度が変わるのだ。怖いことだが本当にあるのです。

部屋について2

部屋について2
あまり知らない人も多いと思うが、ナースステーションのすぐ側の病室は地獄だったりするのだ。僕みたいに一杯管に繋がれた人やずっと機械に繋がれた人、夜中になると奇声を発する人や暴れるから手足を縛られてる人、ボケが始まっててすぐにどっかに行ってしまう人などヤバいやつを集めた部屋になっているのだ。夜になると奇声が始まるし、ナースコールはガンガン押されるし、縛られてる人はガッチャンガッチャン暴れてその度にナースが出入りするので、僕は夜寝るのは諦めて昼間に睡眠を取る事に決めた。当然ナースコールはほぼ無視されるし、だからナースステーションにむかって夜中中「おーい、おーい」と叫ぶ声が聞こえるは、縛られてる人は解いて欲しいのか ずっと「お願いします、お願いします」と選挙演説のように懇願し続けている。どれだけ助けを求めても放っておかれる、地獄というのはあの世やどこかにあるのではない、地獄というのは皆知らないだけでこの現実世界に存在しているのだと悟ったのだ。

部屋について

部屋について
どの部屋になるのか、それはその時の病院の空室状況にもよるし、また症状にもよる。大体病院は病棟ごとフロアごとに入れられる病室が決まってる。感染症なら隔離病棟とかになるし、症状が軽くすぐに退院が期待できる人はここ、症状が重く長期入院が必要な人はここと大まかに分けられる。あと病状 脳外科 神経外科はこのフロア、呼吸器 循環器はこのフロアとかだ。さらにそこから看護師さんの手の掛かりそうな人はナースステーションのすぐそば。あまり手が掛からなそうな患者はナースステーションから離れた病室になるのだ。一杯管に繋がれて、全く動けなかった僕は当然最初はナースステーションのすぐ隣の病室だった。そこから状態が徐々に良くなるにつれ、ナースステーションから離れた静かな病室へと変わっていった。

お風呂事情

お風呂について
病院では基本お風呂ではなくシャワーしか使えない。しかも毎日使うのはほぼ無理で、良くて2日に1回 悪いと3日に1回となる。うちの病院は大病院なのでワンフロアに14室うち4人部屋が12室もある中 シャワー室は介護用のシャワー室とだいぶ狭い一人用のシャワー室の2つしかない。当然全員が希望したら入れないわけである。なので朝看護師さんが今日シャワーどうされますか?と聞きに来て、30分毎決められた予約時間を埋めていくのであるが、これは早い者勝ちになるので 担当の看護師さんがいかに早く書き込んでくれるかの勝負になるのだ。ただ僕クラスになると予約は取らない。15:30頃ナースステーションに行って、シャワー室を指さして 「空いてる?」と聞くのである。そうするとほぼほぼ「空いてます」と返ってくるのである。そこで僕はゆっくりと広い方の介護用シャワー室で時間を気にせず入るのだ。なぜいつも空いてるのか、理由はよく分からないが、おそらく看護師さんが予約を取る時間が15:00くらいまでとなってるからだと思う。まあこれはちょっと裏ワザのようなものなので内緒にしといて欲しい。どうしても今日入りたいという人は使ってみてください。

持っていく物 最後

持っていく物 最後
まああとはフェイスタオル1枚とウェットティッシュもあるといいね。この辺は病院でも手に入るが、自分のを持ってると何かと役に立つ。ちょっとテーブルを拭いたりね。それから下着の替えだが、ワンセットかツーセットまでだ。あまりたくさん持っていかなくても大抵コインランドリーがあるからなんとかなる。それよりも全ての荷物をリュックサックに収まるくらいにすることが大事だ。キャリーバッグくらいになると場違い感がでるので気をつけろ。なのですべての物を最小限にまとめることが大事だ。まああとはボールペンだの何だのちょっと調べればすぐに出てくるものについてはあえて僕が言及する事もないだろう。

持っていく物4

持っていく物4
まあ次に必要なのはやはり現金かな。地獄の沙汰も金次第とはよく言ったもので、やはり何をするにも現金が必要だ。それこそ売店で物を買うにもテレビカードを買うにもコインランドリーを使うにも何かと必要になってくる。といってそんなにたくさん持っていく必要はない。当面は1万5000円くらい入っていれば問題はないだろう。あまりたくさん持っていき過ぎると逆に心配になる。うちの病院もそうだが、病院内にコンビニがあってそこでATMが使えるのだ。病院によって違うから予め調べておくといい。あと病院によっては退院時に全ての支払いを要求される場合もあるが、まあ大抵は一筆書いて後で支払うこともできるから心配するな。それにあまりにも額が大きい時は国の高額療養費制度が使えるから帰ってから調べてみるといい。

持っていく物3

持っていく物3
まああとは大体一般的なものになってくるんだけど、次にお勧めしたいのは 折りたたみ式の手鏡かな。これは入院初日の翌朝にそのありがたみに気づくだろう。男子なら翌朝髭も伸びてくるので剃りたいだろうし、女性ならちょっと髪を直したり、口紅くらいは引きたいだろう。そんな時にあると便利なのがこれなのだ。病院にも鏡はあるが、それはトイレや洗面所だ。どちらも洗面台の奥にあるから見づらいのだ。細かいとこは見にくいし。ところが手鏡 これがあればなんとベットの上でそれができるのだ。しかも折りたたみ式なら机に置いて角度も変えられるし、折りたためばコンパクトで場所を取らない。これも素人ではなかなか気づかないだろう。これらは全部100円ショップで買えるから、入院予定の人は予め買っておくことだ。病院内で揃えようと思ったらとんでもない値段になるから気をつけろ。